高金利の借金を１つにまとめてはダメな理由
最近なソフト闇金の業者・利用者共に増加傾向にあります。
業者が乱立すると同時に起こるのが「顧客の争奪戦」です。
当然そうなってくると、他のソフト闇金業者よりもメリットのある金利や返済周期、サービスを自社の強みとして宣伝し、一人でも多くの申し込みを増やそうという動きが活発になります。
そんな中で気になったのが「ソフト闇金からの借金を１本化しませんか？」という謳い文句のもと、明らかに他社より良い条件で融資するというものです。
１本化するには、「元金」「高額な金利」はもちろん「複数の借り入れの合計額」を一括で貸し付けなければなりませんので、1人の顧客に融資する額も通常ではあり得ない金額になるかと思います。
そもそもこの条件自体かなり怪しいのですが、仮に本当だったとしても、ソフト闇金の借金は絶対に１本化にしない方がいいのです。
それはなぜなのか？
今回はその理由についてお話ししていきたいと思います。
ソフト闇金のような高金利の借金を１本化しないほうがいい理由
今まで借りていた条件よりもいい条件で、返済周期の日になる度にいろいろな業者に電話をしなくてよくなる。一見、１本化してしまった方が得なんじゃないの？と思われる方もいるかもしれません。
しかしその考えは非常に危険です！！
通常の業者であれば、当然条件のいいところで１本化してしまう方がいいかもしれません。
しっかりと金融業や貸金業の登録・届出を出している正規業者は、「金利」や「取り立ての仕方」なども法律でしっかりと決まっています。
正規業者の場合、どれだけいい条件で高い金額を融資しようが、金利も取り立ても法の枠を超えることはないからです。
ただこれが、そもそも違法なソフト闇金業者になると話は変わってきます。
では早速、ソフト闇金のような高金利の借金を１本化する事のリスクについてご説明していきたいと思います。
1人に対しての融資額が多ければそれだけ厳しい取り立てが待っている事も
ソフト闇金といえば、「申し込み方法」「融資可能額」「取り立て方法」などが闇金と比べて、だいぶソフトであるという事が特徴です。
ソフト闇金や闇金のような、違法な業者から高金利でお金を借りた場合に一番心配なのが「取り立て」だと思います。
この「取り立て」については、借りた側も1番心配な事であると同時に、業者側からしても１番重要な問題でもあります。
これは単純に、貸したお金の取り立てを行わないと業者側が金銭的な損をするだけではなく、「あそこは借りた金返さなくても大丈夫みたいだよ」なんて噂が広まってしまっては、高金利な金貸しとして営業する事もできなくなってしまうというわけです。
特定の地域に根差して営業する場合はメンツという問題は特に重要さを増す傾向にあります。
直接お金のやり取りをする闇金のように、狭いコミュニティであるがゆえに、噂が広がるのは一瞬ですし、飛ばれたなんてことになれば、顧客がこぞって雲隠れしてしまう事態にもなりかねません。
まさに一昔前の闇金などはこのような噂を立てられないように、過剰とも言える取り立てを行い、規制が厳しくなったという事が背景にあります。
一方ソフト闇金は「全国どこでも」「誰にでも」融資を行う事ができますが、直接取り立てを行う事はほぼ不可能です。
直接取り立てを行う事が困難な為、一人あたりに融資する金額もリスクを考慮し少額(2万〜3万程度)であるとされています。
もしこれが数十万円という融資金額になった場合でも、直接取り立てを行わないのか？？
当然答えはノーです。
融資額が少額の場合は「警察に通報されるリスク」「取り立てにかかる経費・時間」などを考え、直接取り立てを行わないケースがほとんどですが、融資金額が高額の場合はそれらのリスクを差し引いても、直接取り立てを行って回収した方がメリットが大きい場合があります。
もしメリットの方が大きいと判断すれば、ソフト闇金といえどかなり無茶な取り立てをする事も十分に考えられるのです。
少し前置きが長くなってしまいましたが、複数のソフト闇金の借金を一本化するという事は、特定の1社に対して多額の借り入れを行うことになります。
こうなると、その一本化した先のソフト闇金業者はどんな手を使ってでも必ずお金を回収するはずです。
もしかしたら以前の闇金と変わらないような厳しい取り立てが待っているかもしれませんので、特定の高利貸しから多額の借金をするのは絶対にオススメしません。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
甘い言葉に誘われて、安易な気持ちで一本化などしてしまうと、その先に待っているのは想像を遥かに超える厳しい取り立てかもしれません。
重要なのは、ソフト闇金のような高金利のお金を借りる際はあくまで少額で抑えるという事。
ここさえ間違わなければ、高金利であっても十分に返済することは可能なはずです。
そのことを忘れずに、便利に利用しましょう。
